おっぱいに良い食事始めました。

                  2006年9月

 いつも当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
更新が遅れてしまい大変申し訳ありません。9月に入り日に日に秋が
深まって参りました。
気温の変化に体調を崩したりしないよう注意したいものですね!
 これから秋本番を迎えます。「芸術の秋」「スポーツの秋」そして
「食欲の秋」。。。
そこで今回のアンジュ便りは当院の食事についてお伝えします。

 
当院は開院以来「選択メニュー」を導入し、毎食2つのメニューから患者様の
好きなものを選んで
いただいております。食事は入院生活の中で(最も?)
楽しみな物の一つですから、この選択メニューは患者様にも好評を頂いております。

 
”選択メニューを使って「母乳に良い食事」を提供できないものか?”

 スタッフ数名の提案により、「おっぱいメニュー」を今月より提供する運びとなりました。
 「ママが食べたものがそのままおっぱいに出る」と言っていいほど、母乳の味は
お食事に左右されます。おっぱいにとっては「和食」が一番より、産後に油分の多い
洋食や生クリームなどの甘いものを沢山食べると、乳質も悪くなり、また母乳が過剰
に生産され、おっぱいはパンパンに張ってしまったり、乳腺炎の原因になることがあります。
 そのため、当院では産後2日目よりおっぱいメニュー(Cメニュー)と 通常の
メニュー(Bメニュー)を選択できるようにしました、おうちに帰宅されてからの
参考にされると良いかもしれません。
おっぱいメニュー(ある1日のメニューです)
パン
野菜入りココット
きのこのマリネ
フルーツ
牛乳
ごはん
ポークジンジャー
カボチャのいとこ煮
カリカリサラダ
フルーツ
すまし汁
おやつ フルーツグラタン
ハーブティー
ごはん
かじきまぐろのパン粉焼き
けんちん蒸し
カリフラワーとブロッコリーのカリカリ炒め
じゃこの手作りふりかけ
味噌汁

 また入院中にお召し上がりいただくお祝い膳も、赤ちゃんとママのことを第一に
考え、フルコースの洋食ではなく、和食のメニューで準備させていただきました。
 妊娠・出産を機会に毎日食べる食事について、考えてみるものいいかもしれませんね。

【厨房スタッフより一言】
 母乳のため脂質を控え、ビタミンA・C・D・K、カルシウム、鉄分をバランス良く
とれるように根菜類、豆類、胚芽米、海藻類を取り入れて献立を作りました。産後の
おやつも手作りで甘さ控えめで、ごま、フルーツ、いも類を使用したきんつば、
フルーツグラタンなどをご用意しました。
 入院の際は、おっぱいメニューも是非お召し上がり下さい。




           アンジュ便り